ランドスケープデザインにおけるRhino
Rhinoの3DモデリングツールとGrasshopperのパラメトリックツールの組み合わせ、そしてランドスケープに特化したプラグインが ランドスケープデザイン の完全なソフトウェアソリューションを提供します。
シンプルなスケッチから開始し、Webからインポートした地形、場所固有の植生、そしてリアルなイメージとウォークスルーアニメーションで表示できるパラメトリックオブジェクトを使用して、複雑な3Dプロジェクトを作成できます。建設現場に持ち込める2Dドキュメントを生成したり、地形、植物、その他のオブジェクトをAutodeskRevit®のBIMオブジェクトとして認識させることができます。Rhino.Inside Revitの統合の力です。
Rhinoのユーザー
Rhinoのモデリングツールは、ランドスケープアーキテクト、都市計画家、市町村議会の技術者、建設業者、緑地設計者、その他多くの専門家によって使用されています。彼らのプロジェクトのいくつかをご覧ください。
ランドスケープツール
RhinoのNURBSジオメトリ、サブディビジョンジオメトリ(SubD)、点群、およびポリゴンメッシュは、精度と自由度の理想的なバランスを提供します。道路、歩道、建物を含む正確なレイアウトで作業し、それらを独自の自由で自然な特徴と組み合わせます。
Rhinoは、ほとんどのアプリケーションのファイルを読み書きします。このことでRhinoは、予備設計、計画、プロジェクト開発、および製造(ファブリケーション)で他のアプリケーションと合わせて使用できる、最適で価値のあるソフトウェアとなりました。
“最も際立っているのは間違いなく、造園プロジェクトに統合するこれらの複雑な形状を、100%製造可能な設計要素に変換する可能性です。また、Rhino + Lands Designを使用して、予備計画、プロジェクト、実行までの完全なランドスケープデザインのプロセスを開発する能力を強調したいです。” - Rosana Almuzara (Paisajismo Digital)
線画を3Dに変換
Rhinoは、いろいろな種類の ファイル形式 をインポートできます。また、Rhino 7のリリース以降、RhinoとIllustrator®、Inkscape™、およびAffinity Designer® (Windowsのみ)の間で簡単にコピー/貼り付けが可能です。レイアウトまたはスケッチをRhinoのビューポートに配置後:
- 2D製図ツールを使用して設計/デザインを開始します。
- サーフェスツールを使用してサーフェスを作成します。
- レイヤパネルを使用してプロジェクトを組織化します。
- 予め用意されている表示モードを使用、または 独自の表示モードを を作成します。
- food4rhino を利用して、特定の植物を挿入したり、3Dモデルを追加したりできます。
地形ツール
大きな点群を読み込み、地形の等高線、標高曲線、断面を作成したり、穴を作成したり、その他のことを行います。Rhinoは、 Lands Design、RhinoTerrain 、 Land Kit などのプラグインを強力にサポートしています。これらのプラグインには次のようなツールが含まれています。
- LiDAR のデータセットのインポート
- DEMファイルのインポート
- 地形や 3Dの建物 をどこからでもインポート
- 大きな点群から地形を作成
- ランドスケープ内の地形的特徴の作成と変更
- 地形のプロパティの変更
- 植生を地形に合わせて調整
- ルール駆動の植栽設計
- ランドスケープの 切土および盛土の編集 操作
- オルソ画像 を適用
- 3D印刷の準備
ドキュメンテーション
Rhinoは、3Dモデルに変更を加える際に更新される水平および垂直ビューから2D図面を生成するためのツールを提供します。
- 断面線から2D断面図または立面図を挿入します。
- Picture コマンドを使用して、レイアウトに写真を追加できます。
- グラデーションと透明なハッチング が使用できます。
- Lands Design を使用すれば、植物のリストを自動的に生成できます。
- オブジェクトおよびレイヤー毎に色の透明度を表示できます。
- レイアウトパネル を使用してレイアウトを組織化することができます。
説得力のあるプレゼンテーションを作成
ほとんどの設計プロジェクトでは、優れたプレゼンテーションが不可欠です。Rhinoは、イラストやフォトリアリスティックなレンダリングが作成できる優れたツールです。
- リアルタイムのレイトレーサーである レイトレース 表示モードを使用できます。
- 物理ベースのレンダリング (PBR) マテリアルを使用できます。
- V-Ray( 統合プラグイン )を使用すれば、ワールドクラスのレンダリングが行えます。
- Lands Design を使用すれば、アニメーションを作成したり、バーチャルツアーが行えます。
- 一般的な拡張現実システム用の統合プラグインが使用可能です。
解析と診断
Rhinoには、プログラミングやスクリプトの知識を必要としないグラフィカルアルゴリズムエディターであるGrasshopperが含まれています。Grasshopperは、詳細な分析を実行するための多くのサードパーティコンポーネントの基盤を提供します。
- 面積と体積を計算できます。
- 歩行者の行動をシミュレート できます。
- 物質性を検証できます。
- シャドウスタディを生成できます。
- 勾配とアスペクトの視覚化を行えます。
- 切土/盛土の計算ができます。
その他のリソース
ランドスケープデザインコミュニティの一員になりませんか?質問をしたり、ヒント、コツ、トレーニング、その他のリソースをぜひ共有してください。
- Codify: Parametric and Computational Design in Landscape Architecture - トップレベルの研究者やプロによって書かれた一連のエッセイです。
- Dynamic Patterns: Visualizing Landscapes in a Digital Age - Karen M’CloskeyとKeith Vandersysによる書籍
- LandArch Tools - ランドスケープアーキテクトの作業を合理化および強化するために設計されたオープンソースプロジェクト
- VisualARQ Styles - VisualARQのユーザーによって作成されたパラメトリックカスタムオブジェクト
- Nature Materials - 無料ですぐに使えるマテリアルのコレクション
- 3D Model Libraries - 3Dオブジェクトのコレクション
ランドスケープデザインの分野でのRhino
Rhinoをすぐに始めてみたいですか?次の動画をご覧ください。
- Landscape Design for Rhino - How To Rhino (Rhinoのためのランドスケープデザイン - How To Rhino)
- Rhino for Landscape Architecture - Intro (ランドスケープ‐アーキテクチャーにおけるRhino - 紹介)
- How to Model Landscaping in Rhino (Rhinoでランドスケーピングをモデリングする方法)
- Lands Design for Rhino Webinar (Rhino用Lands Designのウェビナー)
- ランドスケープデザインの分野でのRhino
- Rhino - Projecting Roads onto a NURBS Surface (Rhino - NURBSサーフェスに道路を投影する)
- Lands Design inside Revit, a BIM landscape design solution for Revit (Lands Design inside Revit - RevitのためのBIMランドスケープデザインソリューション)
- 波、植栽、舗装用のLand Kit Workflows